万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

299.巻三・413:大網公人主(おほあみのきみひとぬし)が宴吟(えんぎん)の歌一首

大網公人主:伝未詳

宴吟の歌:宴会の席で口ずさんだ歌

413番歌

訳文

「須磨の海女が塩を焼く時に着る藤の衣は、ごわごわしているので、時々身につけるだけだから、まだ一向にしっくりとなじんでくれない」

書き出し文

「須磨の海女の 塩焼き衣の 藤衣 間遠(まどほ)にしあれば いまだ着なれず」

新妻を「藤衣」に譬え、しげしげと逢えないと言いながら、実は新婚の気分を逆説的に歌ったのろけ歌か。

藤衣:藤の繊維で織った粗末な衣。身分の低い女の譬喩(ひゆ)。

間遠(まどほ)にしあれば:藤衣の織り目が粗いことから、逢う間隔が遠いことにかけ、まだなじみが浅いことの譬喩とした。

引用した本です。

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昨日、屋根の雪が午後に落ち、その排雪作業を行い、今日の午前に落ちた雪の残りを雪捨て場に。

昨日今日と寒さが少し緩んだようです。

雪捨て場は、ほぼ例年とおなじ雪の山ができています。

では、今日はこの辺で。