万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

71.自然を詠んだ歌(5)月

今年(2013年)の中秋の名月が満月と重なったこと、そしてこの後重なるのは八年後と知り、月が万葉集に何首詠まれているのかなと思っていました。 数少ない本の一つには二百首近いとあり、二百四首と紹介しているサイトもありました。 また、子供のころは「…

70.万葉集に詠まれている花(14)はぎ(波疑・波義・芽子・芽)

秋に咲く花と言ったらやはり萩の花ですね。 萩の花を撮りに行こうと思ったのですが、前に撮り置きのがあるなと思い、古い画像を懐かしく探しました。 2006年9月15日に倶知安町の小川原脩記念美術館を訪ねた折に撮ったものがありました。 記念館へは冬に数度…

69.自然を詠んだ歌(4)黄葉・紅葉

昨日(2013年9月11日)の道新朝刊に「満点秋色染まる黒岳」と見出しの「日本一早い紅葉」で知られる大雪山山系の記事がありました。 「もう紅葉が始まったのか」と毎年道新の記事で知ります。 これから里へと黄葉・紅葉前線は降りてくるのでしょう。 万葉集…

68.万葉集に詠まれていない花(11)独活(うど)

酢味噌和えなどで子供のころから食べてきた身近な食材ですね。 手持ちの数少ない(二冊)北海道の山菜の本に、「・・・ウドは日本が原産地で、18世紀ごろから京都で栽培され始めました。今ではアメリカでも栽培し、UDOと呼び、食べられています。」と記載さ…

67.万葉人の自然観(2):衣替え:持統天皇のお歌

衣替えは、季節の変わり目に衣服を替えることをいうのだな、そして広義には箪笥などの収納場所の衣服交替をも含めるのでしょう。 本州では、毎年6月と10月に衣替えが行われることが多いのでしょうか。 北海道に住む爺の私は、冬季を意識して衣替えします。 …

66.色と万葉集(1)紅:万葉びとの「想い色」

もう一つのブログ「風景夢譚」に4.二十四節気・七十二候「歳時記カレンダー」を記載しました。 その中で中江氏の本を引用したのですが、春の章に(紅 万葉びとの「想い色」)が記載してあることを思い出したのです。 「紫は秋の色かな」とか「季節の色はあ…