2014-01-01から1年間の記事一覧
万葉集にはタデを詠んだ歌が三首あります。 巻11・2759、巻13・3230、巻16・3842の三首です。 タデはタデ科イヌタデ属の一部の総称として現在使われています。 蓼の仲間は非常に多く、オオイヌタデ、イヌタデ、ヤナギタデ、ボントクタデ、サクラタデなど、全…
曇天の早朝に裏山のウワミズザクラ(バラ科)の黄葉を撮りました(2014年10月17日)。 裏山では、比較的落葉が早い方です。 そういえば、花の時期も短く、いつの間にか咲いているそんな感じの木ですね。 清楚な花を咲かせるのですが、黄葉も質素な大人しい淡…
月について、自然を詠んだ歌(5)月で一度記載しています。 (5)で記載しているのは詠まれているのは、歌の数、月の別称、月の表現、そして、好きな巻七の1068の歌を紹介しています。 よろしかったら一読いただけると嬉しいです。 (8)では、2014年10月8…
今朝の雨の後、晴れとなりました。 裏山の大甘野老(おおあまどころ)の実が、黒紫色に熟し、 中には葉が黄色になりかけているもののありました。 早速、実などを撮りました。 大甘野老:小樽の裏山で2014年9月7日撮影 雫は、雨のためで、朝の寒さのためでは…
ナシ、バラ科ナシ属、子供のころより親しみのある果物ですね。 よく賞味し名の覚えている梨:二十世紀梨と孝水 鳥取県が有名でしょうか。 倉吉市の「鳥取二十世紀梨記念館」で、世界の梨を知ることができるといいます。 縁があって、見学できるといいのです…
つきくさの現代名は、つゆくさ。 ツユクサを変換すると露草、ツユクサ、つゆくさ、つゆ草と。 露草を万葉集の日記に記載していると思い込んでいたようです。 もう一つのブログ「風景の日記」には、2005年8月6日(余市町居住)、2006年8月22日(余市町)、200…
札幌へ出かける前の7月11日には、なでしこは咲いていなかったな。 小樽へ帰ってきて、咲いているのに気が付いたのは数日前です。 たぶん、7月14日以降と思うのです。昨年、植えた撫子ですが、今年いつ咲くかなと気にかけていたのです。 狭い庭なのに、いつ咲…
今朝(2014年7月2日)、小樽の裏山の北米原産のヒメジョオンを撮った後に、 庭の独活、北あかり(ジャガイモ)、豌豆などの花を撮っていました。その時、スジグロシロチョウモンシロチョウが豌豆に、貴重種ウラナミアカシジミ名のわからない蝶が北あかりに羽…
昨年、裏山と庭の境近くで都忘れという野菊を見つけました。笹を駆除していて見つけたものです。もう少しで一緒に刈り取ってしまうところでした。小樽に移り住んで7,8年になるのに気が付かなかったのです。庭に入り込んできた笹を駆除した時に、可憐な野菊…
「つぎね」は、万葉植物の中でも難解なもののひとつであるようです。植物名ではないとする説が有力なのだそうですが、ヒトリシズカやフタリシズカとする説も捨てがたいようです。 で、手持ちの数少ない蔵書を調べるとヒトリシズカ・フタリシズカとして、紹介…
集中ゆづるは(ユズリハ)の歌は二首。巻2・111と巻14・3572です。数少ない蔵書で、四冊の二冊がトウダイグサ科、もう二冊がユズリハ科となっています。で、参考にした佐藤孝夫著の新版北海道樹木図鑑ではトウダイグサ科となっていたので、こちらの科を採り…
集中竹の歌は25首。「本草図譜」には「淡竹、はちく、苦竹、まだけ、くれたけ、からたけ、孟宗竹」、節間の異なる「ほていちく、方竹」、色の異なる「實中竹、ごまだけ、金明竹」それに葉が白斑の「おきなだけ」など、20種を超える竹が描かれている(庄司信…
庭と裏山の境に咲く堅香子の花を観て、裏山で最初に咲く東面の花が気になり、デジカメ片手に出かけました。 1)裏山入り口近くで 2)裏山東面 堅香子の花はこのブログの2012年5月13日に「堅香子の花」として一度記載していますが、表題としては初めてです…
昨日、二階の窓から木の枝で休んでいる蝦夷栗鼠を見つけ、早速撮りました。 撮影デジカメ:Fine Pix S1 1)2014年4月15日撮影 2) 3) 4) 5) 6) 7) 8) 9) 10) 庭に向日葵の種を食べに来たのでしょう。 例年、三月中旬から庭を訪れ、和まして…
新暦の2014年2月24日から2月28日は、旧暦の二十四節気での二節気の雨水に、七十二候での五候の霞始靆(かすみはじめてたなびく)になります。 霞がたなびき始める頃、霞が春景色を彩り始める頃のようです。 でも、小樽では積雪1m以上で、裏山のそれは1.…
寒中お見舞いも申し上げます。 新年のご挨拶を遠慮させて頂いておりますが、本年も変わらずよろしくお願いいたします。 今年も「元気がなにより」をモットーにブログを記載していきますので、ご厚誼のほどよろしくお願いいたします。 国守の大伴家持が因幡国…