万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

86.万葉集に詠まれている花(21)譲り葉・ユズリハ(由豆流波・弓絃葉・ゆづるは)

集中ゆづるは(ユズリハ)の歌は二首。巻2・111と巻14・3572です。数少ない蔵書で、四冊の二冊がトウダイグサ科、もう二冊がユズリハ科となっています。で、参考にした佐藤孝夫著の新版北海道樹木図鑑ではトウダイグサ科となっていたので、こちらの科を採り…

85.万葉集に詠まれている花(20)竹・たけ(多気・太気・竹)

集中竹の歌は25首。「本草図譜」には「淡竹、はちく、苦竹、まだけ、くれたけ、からたけ、孟宗竹」、節間の異なる「ほていちく、方竹」、色の異なる「實中竹、ごまだけ、金明竹」それに葉が白斑の「おきなだけ」など、20種を超える竹が描かれている(庄司信…

84.万葉集に詠まれている花(19) 堅香子・かたかご

庭と裏山の境に咲く堅香子の花を観て、裏山で最初に咲く東面の花が気になり、デジカメ片手に出かけました。 1)裏山入り口近くで 2)裏山東面 堅香子の花はこのブログの2012年5月13日に「堅香子の花」として一度記載していますが、表題としては初めてです…