216.巻三・267:志貴皇子の御歌一首
267番歌
訳文
「このむささびは、梢を求めて木の幹を駆け登ろうとして、山の猟師に捕えられてしまったのだな」
書き出し文
「むささびは 木末(こぬれ)求むと あしひきの 山のさつ男(を)に あひにけるかも」
むささび捕獲のいきさつを聞いて作った歌。
木末:コ(木)ノウレの約。
「うれ」:新しく伸びた枝先の部分。
さつ男:猟師、さつは幸で、獲物のこと。
引用した本です。
夜半から雨と風、台風22号の影響ですね。
今朝裏山を見ると木々はほとんど葉を落とす。
唐松が少し残っているかな。
2017年10月28日に小樽の裏山で撮影