万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

178.巻二・154:石川夫人(ぶにん)が歌一首

154番歌

訳文

「ささ浪の御山の番人は、一体誰のために標を結(ゆ)いつづけているのか。もう君もおいでにならないのに」

書き出し文

「ささ浪の 大山守は 誰がためか 山に標結(しめゆ)ふ 君もあらなくに」

石川夫人:蘇我石川氏の出身の夫人。名未詳。

ささ浪:楽浪、大津宮あたりを広くさした地名

大山守:天皇の御料地である山の番人

なお、この歌は額田王の151番歌を心の底に置いた歌とのこと。

下の二冊を引用しました。

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今朝は雨も降らず、静かな朝ですが、耳を澄ますと虫の静かな大合唱が聞こえてきます。

まだ、秋ですね。

今日は台風18号に備えなくては。

では、この辺で。