154番歌
訳文
「ささ浪の御山の番人は、一体誰のために標を結(ゆ)いつづけているのか。もう君もおいでにならないのに」
書き出し文
「ささ浪の 大山守は 誰がためか 山に標結(しめゆ)ふ 君もあらなくに」
石川夫人:蘇我石川氏の出身の夫人。名未詳。
ささ浪:楽浪、大津宮あたりを広くさした地名
大山守:天皇の御料地である山の番人
なお、この歌は額田王の151番歌を心の底に置いた歌とのこと。
下の二冊を引用しました。
今朝は雨も降らず、静かな朝ですが、耳を澄ますと虫の静かな大合唱が聞こえてきます。
まだ、秋ですね。
今日は台風18号に備えなくては。
では、この辺で。