万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

407.巻四・700:大伴宿禰家持、娘子(をとめ)が門(かど)に至りて作る歌一首

700番歌

訳文

「こんなにしてまでもやって来て、やはり空しく帰ることになるのであろうか。近くもない道のりを難儀しながら参上して来て」

書き下し文

「かくしてや なほや罷(まか)らむ 近からぬ 道の間を なづみ参ゐ来て」

拒まれることを予測しながらわざわざ来たことを述べた自嘲的な歌。631番歌を踏まえたものらしい。

引用した本です。

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今朝は夜半からの小雨がやまず、肌寒い朝です。

外は薄明るくなり始めました。

では、今日はこの辺で。