万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-06-09から1日間の記事一覧

400.巻四・683~689:大伴宿禰坂上郎女が歌七首

683番歌 訳文 「他人の噂のこわい国がらです。だから思う気持を顔色に出してはいけません、あなた。たとえ思い死をするほど苦しくっても」 書き下し文 「言ふ言の 畏き国ぞ 紅の 色にな出でそ 思ひ死ぬとも」 恋歌に自らの死を口にする例は万葉後期に多いが…