万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

229.巻三・291:小田事(をだのつかふ)が背の山の歌一首

小田事(をだのつかふ):伝不詳

291番歌

訳文

「杉や檜が枝ぶりよく茂りたわむ背の山を、ゆっくりと賞美することもなく越えて来たので、山の木の葉は私の思いを知ったことであろう」

書き出し文

「真木の葉の しなふ背の山 しのはずて 我が越え行けば 木の葉知りけむ」

樹木は人の下心を知る能力があると信じられた。145(山上憶良の追和の歌:「・・・松は知るらむ」)、1304番歌参照。

しなふ:自身の重みでたわむ。垂れ下がる。

背の山:山の名から背に対する妹が暗示される。

しのはずて:「しなふ」に対して類音の面白さをかけて言った。「しなふ」は賞美する、の意。

引用した本です。

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2017年11月10日に、久しぶりにJR小樽駅前の紀伊國屋書店文芸春秋サライを購入しに出かけました。

最近は、かみさんが購入してくれるのですが、今回都合が悪かったらしく、出かけました。

文芸春秋は目次を見て、読みたいところは読み終えました。

誌上この前の総選挙の総括のような内容がありましたが、野党の総選挙総括はあるのだろうか、人間反省が大事と思うのです。

立花 隆氏の「日本の政治状況と朝鮮半島での戦争」

塩野七生氏の「総選挙を観戦して」日本人へ175

特集安倍大勝に死角ありの中の

森 功氏の「小池百合子の牙城に巣くった怪人脈」などです。

また、久しぶりに文庫本と新書版のコーナーで下の本に巡り合い、縁あって購入しました(円も少しあったので)。

読み終えた本です。

2012年3月に刊行された「人は老いて死に、肉体は亡びても、魂は存在するか?」を大幅に改訂したもののようです。

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読み終えて、歌の説明にあった「樹木は人の下心を知る能力があると信じられた」を信じようと思うのです。

書店に行くまで知らなかった本です、巡り合ってよかった。

昨日読み始めた本です。

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購入したほかの本です。

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書店で購入予定の柴犬のカレンダー(家族の予定記入用)を選び、帰りに購入と思っていたのですが、忘れてしまいました、よくあることです。

パソコンのある部屋には、来年使用予定の「歳時記カレンダー」は紀伊國屋書店(札幌)で購入済みなのですが。

今朝は夜半からの雨が降り続いています。

室温9℃です、10℃前後の気温になれて来たかな、パソコンも。

では、この辺で。