521.巻六・976・977:五年葵酉に、草香山を越ゆる時に、神社忌寸老麻呂(かむそのいみきおゆまろ)が作る歌二首
五年:天平五(733)
976番歌
訳文
「難波の海の干潟に残る潮だまりのさまをよく見ておこうよ。家にいる妻が帰りを待ち受けていてたずねた時に話してやるために」
書き下し文
「難波潟 潮干のなごり よく見てむ 家にある妹が 待ち問はむため」
草香山を越えるに先立って、難波潟で、一行に潮干のなごりをよく見ておこうと誘いかけた歌。それは、当時の大宮人にとって珍しく、見飽きぬ風景であった。
977番歌
訳文
「昔の人は直越(ただこえ)のこの道で難波の海を見て、「おしてるや難波の海」と名付けたに違いない」
書き下し文
「直越の この道にてし おしてるや 難波の海と 名付けけらしも」
直越の道で難波の海の全面に反射する日の光を見て、枕詞「おしてるや」の由来をその光景に見出した歌。
一昨日2018年11月23日に、今年初めての雪かきをしました。
7㎝ほどの積雪でしたが、重たい湿った雪でした。
今朝11月25日は、雪がとけだしていて、午後に雨の予報です。
もしかしたら積もった雪は消えるかな。
根雪は先のことかな。
では、今日はこの辺で。
室温7℃、寒くなり、パソコンの動きも遅くなりました。