356.巻四・555:大宰帥大伴卿、大弐丹比県守卿(だいにたぢひのあがたもりのまへつきみ)が民部卿に遷任するに贈る歌一首
大弐:大宰府の次官
丹比県守卿:右大臣嶋の子
555番歌
訳文
「あなたのために醸造しておいたせっかくの酒を、安の野で独り寂しく飲むことになるのか。友もいないままに」
書き出し文
「君がため 醸し待酒(まちざけ)安の野に ひとりや飲まむ 友なしにして」
送別歌。酒の縁で前歌に続いて置かれた。
待酒:来客に備えて醸造する酒。それが出来上がる前に相手がいなくなることを、歌って離別の寂しさを述べたもの。
安の野:福岡県朝倉郡内。蘆城の東南。大宰府官人たちのよく遊んだ地であろう。
引用した本です。
今朝は朝霧も晴れて、良い天気です。
裏山の残雪は消えるようになくなっている場所が多いです。
昨日根開けの画像で、裏山との境の雪を示しましたが、その雪は今朝はもう消えています。
雪の消えた裏山の場では、笹が起き上がり、昨日まで雪があったとはとても思えません。
家の周りでは、エゾエンゴサクとエンレイソウが咲き始めました。
陽の具合を見て、撮ろうかな。
では、今日はこの辺で。