543.巻六・1008:忌部首黒麿(いむべおびとくろまろ)の、友の賖(おそ)く来るを恨みたる歌一首
賖(おそ)く:緩
1008番歌
訳文
「山際にためらう月をもう出るかと待つように、来るか来るかと私の待っているあなたはー来ない。夜はどんどん更けながら」
読み下し文
「山の端にいさよふ月の出むかとわが待つ君が夜は降(よはくた)ちつつ」
いさよふ:十六夜の月を「いさよひ」という。
引用した本です。
やっとブログを更新しました。
冬季はどうも更新が遅くなります。
一日一首を目標としているのですが。
早く春よ乞い、恋、来い。
では、今日はこの辺で。