万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

232.巻三・298:弁基が歌一首

弁基:春日蔵首老が法師名、56番歌参照

298番歌

訳文

「真土山を夕方に越えて行き、廬前(いほさき)の隅田の川原に一人で寝ることよ」

書き出し文

「真土山 夕越え行きて 廬前の 角太川原に ひとりかも寝む」

真土山:巻一・55番歌に。大和国紀伊国の国境の山。大和の国との別れの場。

廬前の角太川原:角太が今の隅田にあたる。廬前まで来ると暗闇。都を離れたことを実感し、仮廬の独り寝を思ってしまう。

明日香村を南に向かうと、やがて吉野川に出る。

ここから川沿いに下って行くと、紀伊国

吉野川も紀ノ川となる。さらに、紀ノ川を下って行くと、妹背の山が見えてくる。

引用した本の紀ノ川市街の写真を眺めています。

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真土の山川と、妹と背の山については、下の本を参考にしました。

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今朝の室温7℃で、この冬初めて電気ストーブを使用しました。室温10℃に。

昨日の午前十時半過ぎに降り始めた雪は、夕方には6㎝ほどに積もりました。玄関周りを雪かき、この冬初めてです。

時期に溶けるとは思うのですが。

では、この辺で。