2018-01-18 278.巻三・381:筑紫の娘子、行旅(かうりよ)に贈る歌一首 娘子、字を児島といふ。 381番歌 訳文 「故郷(くに)を思うあまりにあせったりなさらないで。 風向きをよく見きわめていらっしゃい。 大和への路は荒うございますよ」 書き出し文 「家思ふと 心進むな 風まもり 好くしていませ 荒しその道」 965番歌から968番歌と同じころの作で、大伴旅人に先立って天平二(730)年十一月、海路、都に帰ることになった坂上郎女の一行を見送った歌か。 引用した本です。 今朝は雪かきなし。 では、この辺で。