10.万葉集の面白さ(四)本当は怖ろしい
高校生の頃は、小説などを読むより漫画のほうを見るほうだったのです。
でも、井上 靖氏の「額田王」は面白く一気に読んだ記憶があります。
定年近くに万葉集に興味を持ち、黒岩重吾氏の「天の川の太陽」など壬申の乱を題材とした小説、漫画などは面白く、読んだり見たりしています。
見てはいないのですが、里中満智子氏の「天上の虹・持統天皇物語」には興味があります。
壬申の乱は、テレビドラマ、舞台さらにゲームにもなっているようです。
パチンコにもあるのかな。
それほど壬申の乱など日本の古代史は面白いと思うのです。
万葉集の面白さは、また、怖ろしさにあるのです。
小林恵子氏の「本当は怖ろしい万葉集」を読むと納得できます。
え、もう読んだ、面白かったでしょう。
また、書店で本を見るとき、本の帯封に惹かれます。
帯封を読んだだけで、本の面白さが伝わり、思わず購入してしまいます。
この本も書店で題名と帯封を見て、すぐに購入しました。
恐るべし帯封。
時々詐欺のような帯封に騙されます。
興味のないことを帯封を読んだだけで、衝動買いした本に多いです。
この帯封が、本の売り上げを左右しているといえるのでないでしょうか。
本屋で帯封を見るだけでも楽しいですね。
「怖ろしさの中に面白さがある」
万葉集の面白さも怖ろしさにあるのです。
でも怖ろしさは、かなり個人差があるようです。
たとえば、饅頭が怖ろしい人もいます。
今日の結論、万葉集は饅頭である。