366.巻四・577:大納言大伴卿、新袍(しんほう)を摂津大夫高安王に贈る歌一首
新袍:袍は礼服である束帯の上着。袖が長く欄がつき、多く腋開け。
摂津:摂津には国府がなく摂津職が置かれ難波宮も管理した。その長官で正五位上相当。
高安王:長皇子の孫か。60番歌参照。
577番歌
訳文
「私の着物はいい人に着せたりしないでください。網を引く田舎くさい難波男の手に触れるのはしかたがないとしても」
書き出し文
「我が衣 人にな着せそ 網引(あびき)する 難波壮士の 手には触るとも」
新しい礼服をふだん着と見立て、難波男にはふさわしいが共寝に使えるほど上等の代物ではないと戯れた。
人にな着せそ:男女共寝のしとねに互いに着物をかわす習慣があった。
網引する 難波壮士:相手の摂津大夫を難波の海の漁師に見立てた表現。
引用した本です。
昨日、「小樽の桜はまだかな」と記載したのですが、気になり地区の桜を見にいたのです。
どうやら29日から咲いていたようです。
最近は家からあまり出かけなくなりました。
で、昨日撮った桜を貼り付けます。
今年の桜の開花は例年に比べ早いかな。
今朝は雨、天気を見て桜を撮ろうかな。
では、今日はこの辺で。
蝦夷山桜かな。