万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2017-09-16から1日間の記事一覧

177.巻二・153:大后の御歌一首

153番歌 訳文 「近江の海を、沖辺はるかに漕ぎ来る船よ、岸辺に沿うて漕ぎくる船よ、沖の櫂(かい)やたらに撥(は)ねるな、岸の櫂もやたらに撥ねるな。わが夫(つま)の思いの籠る鳥、夫の御魂の鳥が驚いて飛び立ってしまうから」 書き出し文 「鯨魚(いさ…