万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2012-01-01から1年間の記事一覧

21.万葉集に詠まれていない花(三)姫女菀

撮影の地:家の横の空き地 撮影の日:平成二十四年六月二十六日 撮影の花:ヒメジョオン(姫女菀) 大正時代に渡来した北アメリカ原産のヒメジョオンがやっと咲き出しました。 街では数日前から咲き出しましたが、家の周りでは今朝からです。 裏山はまだ咲いて…

20.万葉集に詠まれていない花(二)白詰草

撮影に日:平成二十四年六月十三日 撮影の地:小樽の庭の片隅 本:平成二十四年六月十三日スキャン 子供のころにクローバーという名でいつの間にか覚えた花です。 知らない人がいない、身近な馴染み深い花です。 四葉のクローバーを探したことが一度や二度あ…

19.万葉集に詠まれていない花(一)牡丹

撮影の日:平成二十四年六月十、十一日 撮影の地:小樽の家の庭 牡丹、品種名不明 本州ではもう花の時期は終わったのだろうか。 庭の牡丹は、昨日から咲き始めました。 小樽では、手宮緑化公園や旧青山別邸では庭より早くに咲いています。 意外にも万葉集に…

18.万葉集の面白さ(七)杜若

撮影の日:平成二十四年六月九日早朝 撮影の地:小樽の家の庭 撮影の花:あやめ(文目、菖蒲:アヤメ科アヤメ属) 今朝、また咲き始めました。三株咲きました。 いわゆる図鑑や本に載っているアヤメ科アヤメ属のあやめ(文目)の色の花です。 庭には黄色の文…

17.万葉集の面白さ(六)卯の花

撮影の日:平成二十四年六月五日 撮影の地:小樽の家の裏山 撮影の花:谷空木 「卯の花:うのはな」は、夏は来ぬの文部省唱歌にも歌われ今でもそのままの名前で呼ばれています。 万葉集の主題歌に推薦するとすると私はこの唱歌ですね。 「卯の花のにおう垣根…

16.万葉集の面白さ(五)再びにこぐさ

撮影の日:平成二十四年六月三日 撮影の地:小樽の家の裏山 にこぐさは、「万葉集の面白さ(二)にこぐさ」でも記載しています。 万葉植物名「にこぐさ」の現代名は、甘野老(あまどころと)と考えています。 北海道にはその仲間の大甘野老が生育していて、…

15.躑躅(つつじ)

撮影の日:平成二十四年六月三日 撮影の地:小樽の家の庭 花は、たぶん黒船躑躅。 ッツジにはいろいろあって、サツキ、リュウキュウツツジ、ヨドガワツツジ、ミヤマキリシマそしてクロフネツツジなどです。 蝦夷紫躑躅、紫八染、山躑躅なども北海道の樹とし…

14.大原美術館展へ

スキャン:2012年6月3日に図録とパンフレットより 万葉集関連を記載するブログとしているのですが、万葉集以外でも感激したことを記載することとしました。 今朝、6月3日は曇り空で肌寒い朝です。 義母のためストーブを一時焚きました。 5月31日から6月2日札…

13.かには(桜皮)咲く

撮影の日:平成二十四年五月二十八日 撮影の地:小樽市の裏山で 万葉植物名「かには」の現代名は「うわみずざくら(上溝桜)」です。 ホームペイジに「北海道に咲く万葉集の花」という部屋を作り、咲く花の一覧表を部屋に飾っています。 今日までうかつにも…

12.万葉集と貝(一)真珠

万葉集に詠まれている貝の歌は、現在、六十九首と考えています。 詳細は、ホームペイジ「BIVALVES」の万葉集の貝の部屋をノックしてください。 六十九首のうち真珠の歌が四十一首あります。 真珠の歌の内訳もここでは省略します。 真珠のできる仕組みと見分…

11.ブログ名を「万葉の覚え書」に変更:追記有

花と風景の日記というブログ名を「万葉の覚え書」に変更しました。 風景の日記というブログを書いていますので、花や風景は主にそちらで書くようにしました。 このブログでは楽しく学んだ万葉集にかかわることを書き留めることにしました。 北山氏の本もすべ…

10.万葉集の面白さ(四)本当は怖ろしい

高校生の頃は、小説などを読むより漫画のほうを見るほうだったのです。 でも、井上 靖氏の「額田王」は面白く一気に読んだ記憶があります。 定年近くに万葉集に興味を持ち、黒岩重吾氏の「天の川の太陽」など壬申の乱を題材とした小説、漫画などは面白く、読…

9.万葉集の面白さ(三)わらび

撮影の日:平成二十四年五月二十四日 撮影の地:裏山 わらびは、春の山菜の代表ですね。 昨日、山菜を採って帰る方を見て勘違いに気付いたのです。 わらびは六月になって撮るものと。 今朝早くにデジカメ片手に出かけて撮ってきました。 蕨(わらび:和良妣…

8.万葉集の面白さ(二)にこぐさ

撮影の日:平成二十四年五月二十一日 撮影場所:裏山 今、裏山ではオオアマドコロ(大甘野老)が咲きだしました。 万葉植物名「にこぐさ(似児草、和草、尓古具佐、尓故具左)」の現代名の一つとして、甘野老(アマドコロ)とする説があります。 にこぐさは…

7.さくらそう展を訪ねて

緑のセンター温室にて撮影 18-20日に札幌へ通院などの所要で出かけてきました。 19日に百合が原公園へ。 この時期は初めて訪ねました。 世界の百合広場、世界の庭園そして展が開かれている温室へ。 百合の開花はまだ先です。 園内ではライラックが開き始めて…

6.貴賓館旧青山別邸を訪ねて

馬酔木は北大植物園で2012年5月6日に撮影 今日、久しぶりに小樽市祝津の貴賓館を訪ねました。 祝津にあった建物は、四代目青山馨氏によって札幌市にある北海道開拓の村に寄贈され保存されています。 この冬に開拓の村で建物を見学しました。 それで、数年前…

5.HOME 愛しの座敷わらしを観て

鑑賞の日:2012年5月16日 昨日、鑑賞しました。 東北の自然の中で家族の絆の再生を座敷わらしとともに描いた映画でした。 ほのぼのと時に優しくユーモラスに描いていました。 また、認知症や唱歌「シャボン玉」(作詞野口雨情作曲中山晋平)などをとおして描…

4.万葉集の面白さ(一)かぎろひ

撮影日:2012(平成24)年4月10日 撮影地:庭から石狩湾を撮る 万葉集など古語を曲がりなりにも一番勉強させられたのは、高校生の時です。 古語や漢文は、外国語のような存在で大学入試に必須だからいやいや勉強していたのです。 定年近くなり、年甲斐もなく…

3.大立壺菫の花と万葉集

撮影日:20012(平成24)年5月12日撮影 場 所:庭の隅 菫は、万葉集には四首詠まれているとのことです。 万葉集のことを集中と表現するようです。 「集中に四首詠まれている」と表現するようです。 で、「すみれ」が二首、「つぼすみれ」が二首の四首です。 …

2.堅香子の花

堅香子の花は小樽に移り住む前の余市在住の時に最初の出会いがありました。 そして、小樽に移り住むようになってから、撮影対象となりました。 幸いにも裏山に小群落があったからです。 春真っ先に裏山で芽吹き花を咲かせます。 その凛とした可憐な花に惹か…

1.蝦夷延胡索との出会い

十数年前に釧路から小樽に移り住んで、余市川桜堤で蝦夷延胡索と出会いました。最初、花の名前も知らなかったのですが、デジカメ片手に花を毎年春に撮るようになりました。花との出会いは生活を和ましてくれ、定年後の今も楽しませてくれます。画像は最初に…