298.巻三・412:市原王が歌一首
市原王:安貴王の子。
412番歌
訳文
「頭上に束ねた髪の中に秘蔵している玉は二つとない大切な物です。どうぞこれをいかようにもあなたのご随意になさって下さい」
書き出し文
「いなだきに きすめる玉は 二つなし かにもかくにも 君がまにまに」
愛娘を男に紹介した歌か。
いなだきに きすめる玉:玉の髻(もとどり)の中にのみあるという珠。
いなだき:頭髪を頭上にまとめたところ。
きすむ:おさめる。
引用した本です。
今朝は雪が降ったんだという痕跡程度の積雪でした。
まだ、大寒が続いているような厳しい寒さです。
小樽は今日から「小樽雪あかりの路20th」が18日まで開催されるようです。
ここ数年は歩いていないです。
では、今日はこの辺で。