万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

30. 詠まれていない花(六)十薬・豌豆・駒草・大姥百合

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撮影の日:平成二十四年七月十日

撮影の地:裏山と庭

裏山では大姥百合を撮る。

早朝の雨のあと、裏山の大姥百合を見に出かけました。

花芽は拡がっていますが、花はまだでした。

集中にも百合の歌は何首かあるのですが、さ百合として詠まれていることが多く、

姥百合は読まれていないようです。

冬枯れの中、凛としている姿に惹かれます。

たしかにきれいかというと、きれいとは言えない花でしょう。

でも好きな花で、何か惹かれるのです。

また、庭の駒草は園芸用らしく、いただいたものです。

高山で咲くあの赤紫の花が好きなのですが、でも庭で可憐に咲いています。

花の期間は長く、もうだいぶ前から咲いています。

本州中部以北に自生する高山植物なので詠まれていないのだと思うのです。

また、雨をまとった豌豆の花は江戸時代に渡来したのでやはり詠まれていません。

でも、十薬は本来北海道を除いた日本のいたるところで群生していると思いますので、詠まれていると思っていました。

どうも詠まれていないらしく、古名や万葉植物名がわからないのです。

北海道には帰化した花のようです。

いつ来道したかやはりわかりません。

匂い以外、花もきれいですし、十薬と名のとおり約十種の薬効があるといいます。

 

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