万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-07-14から1日間の記事一覧

433.巻四・775~781:大伴宿禰家持、紀郎女に贈る歌一首、紀郎女、家持に報へ贈る歌一首、大伴宿禰家持、さらに紀郎女に贈る歌五首

775番歌 訳文 「鶉(うずら)の鳴く古びた里にいた頃から思いつづけてきたのに、どうしてあなたに逢う機会もないのであろうか」 書き下し文 「鶉鳴く 古りにし里ゆ 思へども 何ぞも妹に 逢ふよしもなき」 鶉鳴く:古るの枕詞。草深い野の荒涼たるさまを介し…