万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

485.巻五・俗道(ぞくどう)の仮合即離(けがふそくり)し、去りやすく留めかたきことを悲嘆(かな)しぶる詩一首あわせて序(五の一)

最初に序の訳文を記載します。長い序ですので、五つに分けて記載します。

俗道:世の中の在り方

仮合即離:人体を仮に構成している四要素、地水火風がすぐ離れ離れになってしまうこと。

俗道の仮合即離し、去りやすく留めかたきことを悲嘆しぶる詩一首あわせて序(五の一)

訳文

「ひそかに思うに、釈・慈の示教は<釈・慈とは釈迦如来弥勒菩薩とをいう>、

三帰<仏・法・僧に帰依することをいう>と五戒とを広く説いて仏法世界を感化したし<五戒とは、一に殺生をしない、二に盗みをしない、三に男女の間を乱さない、四に嘘をつかない、五に酒を飲まないことをいう>、

周・孔の垂訓はまぎれもなく三綱<君臣・父子・夫婦の道をいう>、五教を広く述べて国家を斉(ととの)えた<五教とは、父は義、母は慈、兄は友、弟は順、子は孝であることをいう>。

そこで、導くところは二つである、人生の悟りを開く点はただ一つであることを思い知るのである」

引用した本です。

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2016年9月平等院鳳凰堂

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では、今日はこの辺で。