389.巻四・650:大伴宿禰三成、離(か)れてまた逢ふことを歓ぶる歌一首
650番歌
訳文
「あなたは今でも常世の国に住んでおられたのですね。昔お目にかかった時よりもずっと若返られました」
書き出し文
「我妹子は 常世の国に 住みけらし 昔見しより をちましにけり」
大宰府から帰京した後、旧知の女性に贈った歌。相手は賀茂女王か。556番歌参照。
常世の国:古代人が海の彼方にあると考えた異郷。その観念は一様ではなく、死者の赴く地として恐れられた一方で、この歌に見られるように不老不死の理想郷ともされた。
をつ:若返る意の上二段動詞。
まし:尊敬を表す。
引用した本です。
昨日の小樽の最高気温は16℃、今日の予想は18℃、そして20℃を超えるのが明日とか。
過ごしやすい気温なのですが、何か物足りなです。
5月26日の庭の画像を貼り付けます。
では、今日はこの辺で。