万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

42.詠まれていない花(八)瓢箪の花

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撮影の日:平成二十四年九月十四日

撮影の地:百合が原公園温室

映画鑑賞:天地明察

9月14日から16日札幌へ。

9月14日、百合が原公園温室へ。

ダリア展を見に出かけました。

温室では、展のほかにオクラ、千成ひょうたん、ハイビスカス、ケイトウなどが咲いていました。

ひょうたんとオクラの花は初めて見る花でした。

ひょうたんはユウガオの変種とか。

万葉集にユウガオは詠まれていなく、どうやら瓢箪の花は万葉集に詠まれていないようです。

残念。

9月17日に天地明察を鑑賞。

いい映画でした。

パンフレットを購入。

また、踊る大捜査線も観ました。

この映画も面白かったです。

十年くらい前ですともう一本映画を観るのですが、歳ですね、三本目という気力がなくなりました。

万葉集の時代は、どのような暦を使っていたのだろうか。

映画の中の「宣明暦」は、唐で822年から892年まで使われた暦。

日本の暦の歴史は、六世紀半ば頃に中国の暦法・元嘉暦が、百済の国を通じて入ってきたところから始まるようです。 

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43.詠まれている花(7)ゆづるは:ユズリハ

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撮影の日:平成十九(2007)年十二月七日

撮影の地:裏山

万葉集に「ゆづるは(由豆流波・弓絃葉)」として集中二首詠まれています。

ユズリハのことで、トウダイグサ科の常緑高木とのことです。

北海道には自生していないようです。

でも、同じ科のエゾユズリハが北海道の日本海側に分布しているようです。

春には堅香子や難波津などに注目して、この木はデジカメの撮影対象外でした。

しかし、裏山が雪におおわれる頃に、真っ白い中に緑の光沢のある䈎は目立ちます。

弓削皇子の歌(巻二・一一一)と巻十四・三五七二の二首です。

「古に恋ふる鳥かもゆづるはの御井の上より鳴き渡り行く」

「何ど思へか阿自久麻のゆづる䈎の含まる時に風吹かずかも」

エゾユズリハを北海道に咲く万葉集の花として追加しようと思います。

花の時期は五~六月とのこと。

図鑑では雄の木と雌の木があり、葉のわきに多数の花をつけるが、花びらも萼もないようです。 

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