万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

7.さくらそう展を訪ねて

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緑のセンター温室にて撮影

 

18-20日に札幌へ通院などの所要で出かけてきました。

19日に百合が原公園へ。

この時期は初めて訪ねました。

世界の百合広場、世界の庭園そして展が開かれている温室へ。

百合の開花はまだ先です。

園内ではライラックが開き始めていました。

八重桜の下ではお花見の方がいました。

さくらそうを展としてみるのは初めてです。

また、雛壇として飾るのもです。

江戸時代から園芸の対象になっていたようです。

可愛い花でした。

 

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8.万葉集の面白さ(二)にこぐさ

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撮影の日:平成二十四年五月二十一日

撮影場所:裏山

今、裏山ではオオアマドコロ(大甘野老)が咲きだしました。

万葉植物名「にこぐさ(似児草、和草、尓古具佐、尓故具左)」の現代名の一つとして、甘野老(アマドコロ)とする説があります。

にこぐさは、小草の生えそめてやわらかなものをいうのか、特定の草名なのかは確実な知見がえられていないようです。

甘野老のほかに箱根草(ハコネソウ)も現代名の一つとしてあります。

でも、甘野老が有力な現代名と思うのです。

にこぐさの歌は集中(巻十一の二七六二、十四の三三七〇、一六の三八七四、二十の四三〇九)に四首あります。

「にこぐさ」は、「にこやか」を導くために使われているとのことです。

和名抄や本草図譜などから現代名がアマドコロかハコネソウと推測されるようです。

万葉集に歌われている万葉植物の現代名を探ることは、面白いです。

そして、その植物が身近に生育していたらなお面白いですね。

手持ちの本から甘野老が有力な現代名と思うのです。

そして、今朝撮った大甘野老が北海道に咲く万葉集の花の一つ「にこぐさ」と思うのです。

「身近な裏山に咲く花なので、大甘野老に特定したいだけではないの!」

「いいえ、そんなことは・・・・・・。」 

 

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