万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-06-16から1日間の記事一覧

405.巻四・696:石川朝臣広成が歌一首

696番歌 訳文 「奈良の家で待つ人への思いが薄らぐなんてことがあるものか。河鹿の鳴くこの泉の里に来て、年もたってしまったのだもの」 書き下し文 「家人に 恋過ぎめやも かはづ鳴く 泉の里に 年の経ぬれば」 家人:特に妻を意識している。 泉の里:久邇京…