俗道の仮合即離し、去りやすく留めかたきことを悲嘆しぶる詩一首あわせて序(五の四)の訳文
「仏典には「黒闇天女が後から追いすがることを嫌うなら、功徳大天の先立って訪れることを受け入れぬがよい」とある<徳天は生をいい、黒闇は死をいう>。
かくして、生まれたからには必ず死ぬということがわかる。
死ぬがいやなら生まれてこなければよかったのである。
この生者必滅の道理を覚ることはむずかしい。
まして、我が身が生きるか死ぬかの重大な瀬戸際について思いをめぐらすことなど、どうしてできようか」
引用した本です。
2016年伏見稲荷大社
では、今日はこの辺で。