万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

57.万葉集に詠まれていない花(十)白根葵

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以上撮影日:2013年5月22日

以下撮影日:2012年5月10日

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今朝、裏山に白根葵の開花状況を見に行きました。

天気予報が昼頃から雨でしたので。

白根葵は、晴れの良い天気になると開花すると思われました。

昨年の5月10日には咲いていたので、今年はほぼ二週間ほど開花が遅いようです。

白根葵が裏山の春を飾る最後の花です。

この花が咲き終わる頃、木々の葉は茂り、下草なども繁茂するので、

裏山は薄暗くなります。しかも歩きずらくなるのです。

さらに、長いものが苦手なので、春の裏山散策は、白根葵の花を最後に終わりです。

手持ちの数冊の万葉集に詠まれている花の本には白根葵はありません。

一科一属一種の日本固有種ですが、万葉集には詠まれていないようです。

(もっと多く数十冊の本を調べないでいいのかな、詠まれていたら教えてやってください)

分布が北海道や本州中部以北の多雪地帯の林や亜高山の草地や林の中なので、

万葉人にはなじみがなかったのかな。

堅香子は一首詠まれているのですが。

万葉人に詠まれていても選にもれたかな。

タチアオイに似た上品な姿と日光白根山に多いことから白根葵と名がついたという。

北海道では4月下旬から6月が花の時期です。

なお、季語は晩夏、はるふよう・やまふよう。

本州では北海道より遅い晩夏(7月7日~8月8日)に咲くのだろうか。 

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