万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-10-20から1日間の記事一覧

497.巻六・920~922:神亀二年乙牛の夏の五月に、吉野の離宮に幸す時に、笠朝臣金村が作る歌一首あわせて短歌

920番歌 訳文 「み山全体をさやかに響かせてほとばしり落ちる吉野川の、川の瀬の清らかなありさまを見ると、上流では千鳥がしきりに鳴く。下流では河鹿が妻を呼ぶ。天皇にお仕えする大宮人もあちこちにいっぱい往き来しているので、見るたびにむしょうに心引…