万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-10-14から1日間の記事一覧

491.巻五・897~903:老身に病を重ね、経年辛苦し、さらに児等を思ふ歌七首長一首短六首(二の二)

反歌 898番歌 訳文 「気の紛れることはいっこうになくて、雲の彼方に隠れて鳴いて行く鳥のように、泣けて泣けて仕方がない」 書き出し文 「慰むる 心はなしに 雲隠り 鳴き行く鳥の 音のみし泣かゆ」 長歌の末尾を承けて、やや細かく述べている。 899番歌 訳…