351番歌 訳文 「世の中を何に譬えたらよいだろう。それは、朝早く漕いで出て行った船が、跡に何も残さないようにはかないものだ」 書き出し文 「世の中を 何に譬へむ 朝開き 漕ぎ去にし船の 跡なきがごと」 自問自答の形で、この世の常なきさまを詠んだ歌。…
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