万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2017-12-17から1日間の記事一覧

260.巻三・351:沙弥満誓(さみまんざい)が歌一首

351番歌 訳文 「世の中を何に譬えたらよいだろう。それは、朝早く漕いで出て行った船が、跡に何も残さないようにはかないものだ」 書き出し文 「世の中を 何に譬へむ 朝開き 漕ぎ去にし船の 跡なきがごと」 自問自答の形で、この世の常なきさまを詠んだ歌。…