万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2017-06-28から1日間の記事一覧

109.巻一・9:紀伊(き)の温泉(ゆ)に幸(いでま)す時に、額田王が作る歌

「莫囂円隣之大相七兄爪謁気 我が背子が い立たせりけむ 厳橿(いつかん)が本(もと)」 <歌意> (莫囂円隣之大相七兄爪謁気 わが君がお立ちになったであろう、その聖なる橿の木の根元よ) 鎌倉時代の仙覚以来、さまざまの読み方が試みられているが、まだ…