万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

546.巻六・1011・1012:冬十二月十二日に、歌儛所(うたまひどころ)の諸の王、臣子等の、葛井連広成の家に集ひて宴せる歌二首

1011番歌

訳文

「私の家の梅が咲いたと告げてやったなら、いらっしゃいと言うのに似ている。散ってしまってもよいのだ」

読み下し文

「わが屋戸の梅咲きたりと告げやらば来といふに似たり散りぬともよし」

1012番歌

訳文

「春になったら枝をたわめて鶯が鳴くわが家の庭ですよ。いつも通っておいでください」

読み下し文

「春さればををりにををり鶯の鳴くわが山斎(しま)そやまず通はせ」

春されば:春になると。

ををる:撓むこと。3266・3907番歌など花に用いるのが普通ですが、ここでは鶯についていった。

引用した本です。

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この冬は雪が少なく、下の画像は昨年2018年1月に撮ったものです。

子の積雪の六割ほどの積雪量です。

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下は昨年の家の前の道端の雪投げ場の堆雪状況です。

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では、今日はこの辺で。

これから、庭の雪を排雪します。