513.巻六・962:天平二(730)年庚午に、勅して擢駿馬使大伴道足宿禰を遣はす時の歌一首
962番歌
訳文
「人里離れた奥山の岩に苔が生えて神々しいように、恐れ多くもこの私に歌をお求めになるのですね。歌らしい歌を思いつくはずもありませんのに」
書き出し文
「奥山の 岩に苔生し 畏くも 問ひたまふかも 思ひあへなくに」
葛井(ふじい)広成が、自分に歌を作れという要求が無理であることを歌で述べたもの。この矛盾が好評を博したと思われる。
引用した本です。
2016年9月27日の鷺森神社の画像を貼り付けます。
桜の咲く頃は参道がきれいだろうと思われました。
では、今日はこの辺で。