480.巻五・沈痾自哀文(ちんあじあいぶん)山上憶良(八の四)
沈痾自哀文(八の四)の訳文
「生命力が尽き果ててその天寿を全うした者でさえ、なおかつ死は悲しいものである<聖人や賢者をはじめとして一切の命あるもの、誰がこの宿命から逃れえようか>。まして、いまだ天寿の半ばに及び」もしないのに、悪魔にあたら命を奪われ、いまだ顔色が壮年であるのに、病いにあたら苦しめられる者の悲しみはいうまでもない。この世に存在する大不孝の中で、何が甚だしいといってこれ以上のものはあるまい」
引用した本です。
奈良公園浮見堂の画像を貼り付けます。
では、今日はこの辺で。