478.巻五・沈痾自哀文(ちんあじあいぶん)山上憶良(八の二)
沈痾自哀文(八の二)の訳文
「はじめて病気にかかってからじりじりと年月が重なった<十余年を経たことをいう>。今や年七十四。鬢(びん)も髪も白髪が混じり、筋肉も痩せ力も衰えてしまった。単に年老いたばかりか、さらにこんな病気を加える身となった。諺に「痛い傷には塩をふりかけ、短い木の端をば切り取る」というのは、まさにこのことである。手足は動かず、関節という関節は悉く痛み、体は甚だ重くてまるで鈞石(おもり)を背負っている感じだ<二十四銖を一両、十六両を一斤、三十斤を一鈞、四鈞を一石とし、合わせて百二十斤である>。天井からの布にすがって立とうとすると、翼の折れた鳥のようだし、杖を頼りに歩こうとすると、足を跛(ひ)きずる驢馬のようだ」
引用した本です。
春日大社の画像を貼り付けます。
では、今日はこの辺で。
9月23日から9月29日に京都を訪れました。
ホテルから送った荷物がまだ届いていません。
写真や記念品を整理して、随時もう一つのブログ「風景夢譚」に思い出を記載していこうと考えています。
旅の疲れが出てきて、年を感じています。