万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

417.巻四・722:大伴宿禰家持が歌一首

722番歌

訳文

「これほど恋い焦がれてなんかいずに、いっそ石や木にでもなってしまえばよかったのに。なんの物思いもせずに」

書き下し文

「かくばかり 恋ひつつあらずは 石木(いはき)にも ならましものを 物思はずして」

88番歌その他、類歌が多い。

石木:物を思う心を持たぬものを代表させた語。

引用した本です。

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今朝は蝦夷梅雨を思い出させるような曇り空です。

では、今日はこの辺で。