万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

413.巻四・710:安都扉(あとのとびら)娘子が歌一首

安都扉(あとのとびら)娘子:伝未詳、安都扉宿禰年足などの一族か。

710番歌

訳文

「空をわたる月の光でたった一目だけ見た人、その方のお姿が夢の中にはっきり見えました」

書き下し文

「み空行く 月の光に ただ一目 相見し人の 夢にし見ゆる」

月の縁で前歌に続けて置かれたもの。

歌の内容は702番歌(次回記載予定)に近い。

み空行く:月に対する修飾。

引用した本です。

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では、今日はこの辺で。