408.巻四・701・702:河内百枝娘子、大伴宿禰家持に贈る歌二首
河内百枝娘子:伝不詳、「河内」は娘子の出身国名か。以下国や氏の名に字らしいものを続けた娘子の歌が集められているが、遊行女婦と見られる女性が多い。
701番歌
訳文
「ほんのちらっとだけあの方と目を合わせて胸をときめかしたが、どんなつでに、いつまたよそながらにでもお顔を見ることができようか」
書き下し文
「はつはつに 人を相見て いかにあらむ いづれの日にか また外に見む」
はつはつに:ごく一部。ほんのわずか。
702番歌
訳文
「お目にかかったあの夜の美しい月を、私は今もなお忘れません。あなたを絶え間なくお慕いしつづけていますので」
書き下し文
「ぬばたまの その夜の月夜(つくよ) 今日までに 我れは忘れず 間なくし思へば」
ぬばたまの:夜の枕詞。
引用した本です。
今朝は暖かく、穏やかな天気です。
初夏らしい日になるようで、やっと暖かくなりました。
今朝、裏山のあざみ(2m近い)と庭に咲く花を撮りましたので、貼り付けます。
道内に咲くあざみの種類は多く、咲いているあざみの種名はわかりません。
真っ赤な花のアザミがきれいだなと思うのですが、裏山のあざみも毎年撮っていると愛着が湧きます。
裏山と庭の境に咲き始めました。
庭に咲く
文目はそろそろ花の時期が終わりですね。
紫陽花や額紫陽花の開花は、まだ先で、真夏に咲く花ですね。
では、今日はこの辺で。