万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

349.巻四・536:門部王(かどへのおほきみ)が恋の歌一首

536番歌

訳文

「意宇(おう)の海の潮干の干潟ではないが、かた思いにあの子のことを思いつづけながらたどることになるのか。長い長い道のりを

書き出し文

「意宇(おう)の海の 潮干の潟(かた)の 片思(かたもひ)に 思ひや行かむ 道の長手を」

左注を略します。

山陰地方に関係する王の恋の歌として、前二首につながる。

門部王の出雲守在任は記紀に見えないが、養老三(719)年以前といわれ、歌の配列順位よりは時代的に遡る。

前歌とのかかわりからこの位置に置かれたもの。

意宇(おう)の海:島根県の中海をさす。意宇郷の海の意、門部王の371番歌参照。出雲の国庁は、この岸から遠からぬ地にあった。

引用した本です。

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今朝は曇り空で、あたたかいです。

昼前後に弱い雨の予報ですので、雨の状況を見て、今日も雪割をしよう。

では、今日はこの辺で。