万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

336.巻四・508:三方沙弥が歌一首

三方沙弥:123番歌参照、伝未詳、「沙弥」は入門したばかりの僧の称であるが、ここでは呼び名か。

508番歌

訳文

「二人でかわして寝た袖、この袖を分けて離れ離れになる今夜からは、あなたも私も恋心に責められることだろう。また逢うてだてもないのだから」

書き出し文

「衣手の 別(わ)くる今夜(こよひ)ゆ 妹も我れも いたく恋ひむな 逢ふよしをなみ」

衣手の:のは本来をとあるべきであるが、二人をつなぐよすがである袖と、自らそれを分けなくてはならない辛さの二つを強調したいための破格か。

引用した本です。

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昨日は予報の快晴ではなく、気温はこの時期として高いのですが、風が強い曇り空の一日でした。

庭の雪割り後、夕方に第一章まで読み終わった本です。

今日も雪割りの合間に読もうと思っています。

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では、今日はこの辺で。