万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

284.巻三・391:造筑紫観世音寺別当沙弥満誓(ざうつくしくわんぜおんべつたうさみまんぜい)が歌一首

観世音寺:観音寺に同じ

391番歌

訳文

「鳥総(とぶさ)を立てて足柄山で、船に使える良い木を、木樵がただの木として伐って行った。むざむざと伐るには惜しい、船に使える良い木だったのに」

書き出し文

「鳥総立て 足柄山に 船木伐り 木に伐り行きつ あたら船木を」

妙齢の美女が他人の妻となった口惜しさを譬えた歌。

鳥総立て:鳥総は樹木の梢の枝葉のついた部分。樹木伐採の時、鳥総を切り株の上に立て山の神を祭る儀礼を行った。婚儀の行われたことを暗示するか。

足柄山:箱根・足柄の山々。船材の産地として有名。

船木:妙齢の美女を譬えた。

引用した本と参考にした本です。

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今朝の積雪は12㎝ほどで、朝食前に雪かきをしました。

冷え込んだ割には、やや重の雪でした。

天気予報では20~30㎝の積雪でしたので、ほっとしました。

新聞の小樽の積雪深は、72㎝となっていますが、裏山は1mを越えています。

例年の積雪深ですね。

では、今日はこの辺で。