265.巻三・356:上古麻呂が歌一首
明けましておめでとうございます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
本年もよろしくお願いいたします。
北海道神宮で1月2日に購入の土鈴「えと鈴・戌」を貼り付けます。
上古麻呂:伝不詳
356番歌
訳文
「今日もまた、明日香の川の、いつも夕方になると河鹿の鳴くあの瀬は、すがすがしく清らかに流れていることであろうか」
書き出し文
「今日もかも 明日香の川の 夕さらず かはづ鳴く瀬の さやけくあるらむ」
奈良遷都の後、明日香の故郷を思いやって作った歌か。
今日もかも:今日は明日香を引き出して、今日も明日もの意におわす。
2008年と2010年に明日香村を訪れ、犬養孝氏揮毫の明日香村の萬葉歌碑を鑑賞したのは懐かしい思い出です。
356番歌の歌碑は飛鳥の甘樫橋東にあって、平成4(1992)年12月4日に除幕式があったようです。
2008年に犬養万葉記念館で購入の下の資料に記載されています。
この図録で、犬養万葉記念館と万葉故地明日香を思い出しています。
引用した本です。
今朝も朝食前に軽い雪かきをしました。
今年も健康第一に過ごし、そして、萬葉集を読んでいきたいと思います。
そんな願いを「えと鈴・戌」に託しました。
さらに、もう一回りした「えと鈴・戌」を購入したいとも。
では、今日はこの辺で。