万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

255.巻三・336:沙弥満誓(さみまんぜい)、綿を詠む歌一首

沙弥:僧侶として最小限の資格である十戒を受けたばかりで、それ以上の段階にすすんでいない男性。大伴旅人と交友があった。

336番歌

訳文

「筑紫産の真綿は、まだ肌身につけて着てみたことはないが、いかにも暖かそうだ」

書き出し文

「しらぬひ 筑紫の綿は 身に付けて いまだは着ねど 暖かく見ゆ」

筑紫特産の真綿を見た物珍しさから詠んだ歌。筑紫を誉める意がこもる。

しらぬひ:筑紫の枕詞

引用した本です。

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昨日の暖かさはどこにと、この季節本来の真冬に戻りました。

今朝は、10㎝ほどの積雪でしたのですが、軽い雪でした。

朝食後の雪かきでした。

では、このへんで。

明日は大荒れの天気とか。