240.巻三・310:門部王、東の市の樹を詠みて作る歌一首
東の市の樹を詠みて:平城京の東の市、樹は並木、詠みは与えられた題について詠ずる意。
310番歌
訳文
「東の市の並木の枝がこんなに垂れ下がるようになるまで、あなたに久しく逢っていないのだから、なるほどこんなに恋しくなるのももっともだ」
書き出し文
「東(ひむがし)の 市の植木の 木垂(こだ)るまで 逢はず久しみ うべ恋ひにけり」
市の植木を題にして相聞的内容を詠んだ詠物歌。
引用した本です。
今朝の室温0℃、やっと3℃になりました。
では、このへんで。