万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

235.巻三・302:中納言安倍広庭卿(あへのひろにはのまへつきみ)が歌一首

302番歌

訳文

「あの子の家までの道のりちょっと遠いが、夜空を渡る月と競争して月のあるうちに行き着けるだろうか」

書き出し文

「子らが家道(いへぢ) やや間遠(まどほ)きを ぬばまたの 夜渡る月に 競(きほ)ひあへむかも」

中納言安倍広庭卿:安倍御主人(みうし)の子。神亀四(727)年中納言に進み、天平四(732)年74歳で没

当時、男は夜、月の光を頼りに女の許へ通った。西に傾いた月を見て、女の許へと逸る心を歌ったもの。

ぬばまたの:夜の枕詞

引用した本です。

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先日降り積もった雪は、昨日(2017年11月18日)の昼頃までにほぼ消え、そして、昨日昼頃に振り出した雪は夕方に5㎝ほどに積もりました。

今朝はどのくらいに積もったかな、見ていません。

やっと室温5℃から7℃になりました。

では、この辺で。