万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

212.巻三・263:近江の国より上り来る時に刑部垂麻呂が作る歌一首

263番歌

訳文

「馬をこれ、そんなにひどく鞭打って先を急ぐでないぞ。この志賀の風景を幾日もかけて眺めて行ける旅ではないのだから」

書き出し文

「馬ないたく 打ちてな行きそ 日(け)ならべて 見ても我が行く 志賀にあらなくに」

せめて馬上からなりと美しい景色をゆっくり眺めて行こうと、連れの者に呼び掛けた。

引用した本です。

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では、この辺で。