万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

205.巻三・238:長忌寸意吉麻呂、詔に応える歌一首

詔に応える歌:天皇の歌を作るようにとのお言葉に応じて作った歌文

武三(699)年、難波(大阪)行幸時に、その地の賑わいを讃えた歌。大阪は、当時海岸線が宮殿のある内陸部まで入りこんでいた。

238番歌

訳文

「御殿の中まで聞えてきます。網を引こうと網子らを集め、音頭を取る漁師の掛け声が」

書き出し文

「大宮の 内まで聞こゆ 網(あ)引(びき)きすと 網子(あご)ととのふる 海人の呼び声」

引用した本です。

f:id:sikihuukei:20171004051300j:plain

今朝は、室温10℃と寒くなりました。

では、この辺で。