204.巻三・236、237:天皇(すめらみこと)、志斐嫗(しひのおみな)に賜う御歌一首
と、志斐嫗が和へ奉る歌一首(237番歌)
236番歌
訳文
「「もうたくさん」というのに聞かそうとする、志斐婆さんの無理強い語りも、ここしばらく聞かないでいると、私には悲しく思われる」
書き出し文
「いなと言えへど 強ふる志斐のが 強ひ語り このころ聞かずて 我れ恋ひにけり」
237番歌
訳文
「「もういやです」と申しても、「語れ、語れ」とおっしゃるからこそ、志斐はお話し申し上げるのですが、それを無理強いだなどとおっしゃいます」
書き出し文
「いなと言へど 語れ語れと 宣(の)らせこそ 志斐いは申せ 強ひ語りと言ふ」
前歌の「いなと言へど」を承(う)けて志斐が歌い返した。
引用した本です。
今朝の四時二十五分の室温12℃、体が慣れてきたのかな、あまり寒いと感じない。
でも、外は真っ暗です。
もうじきに初雪かな。
速くて来月下旬か、12月か、年起こすかな、雪が降り積もると雪明りで明るくなる。
では、この辺で。
2016年2月19日に小樽にて