83.詠まれていない動物(1)日本栗鼠・蝦夷栗鼠
昨日、二階の窓から木の枝で休んでいる蝦夷栗鼠を見つけ、早速撮りました。
撮影デジカメ:Fine Pix S1
1)2014年4月15日撮影
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庭に向日葵の種を食べに来たのでしょう。
例年、三月中旬から庭を訪れ、和ましてくれます。
ただ、じっとしていなく、撮るのは難しいです。
向日葵の種を両手で持って食べる仕草に癒されます。
去年は四匹を確認したのですが、今年は三匹が遊びに来ています。
雪の少なくなった裏山では、それでも50cmほどの積雪でしょうか。
蝦夷栗鼠を撮っていて、集中に詠まれているのかなといつものように(ブログ更新のために)思いました。
集中の花の本は少し持っているのですが、動物に関する本は無いに等しい状況です。
で、万葉集の貝(myHPの一室:左のリンクから訪ねてみてください)のリンク(万葉集のHP)のきょうさんの「たのしい万葉集」を訪ねてみました。
日本栗鼠は詠まれていないようで、ただ、同じリス科のムササビが三首詠まれているようです。
巻3・267、巻6・1028、巻7・1367です。
同じリス科ですが、属が違うので同じに扱うことはできないですね。
栗鼠については、Wikipediaなどで検索していただくとして、ムササビ歌を紹介したいと思います。
たぶん、ムササビの画像を撮ることはないと思いますので。
巻3・267
「鼯鼠(むささび)は 木末(こぬれ)求むと あしひきの山の猟夫(さつを)に あひけるかも」
志貴皇子御歌一首
(むささびは梢へ馳けのぼろうとして、あしひきの山の猟師に見つかってしまったのだな。)
巻6・1028
「大夫(ますらを)の高円山に迫(せ)めたれば 里に下りるける鼯鼠そこれ」
右の(上の)一首は、大伴坂上郎の作なり。
(大夫が高円山に追いつめたので里におりて来た鼯鼠でございます。これは。)
巻7・1367
獣に寄せたる
「三国山木末に住まふ鼯鼠の鳥待つが如(ごと)われ待ち痩せむ」
(三国山の木の梢に住む鼯鼠が鳥を待つように、私も恋人を待ち焦がれて痩せるだろう。)
日本栗鼠は万葉人に馴染みがなかったのかな。
日本栗鼠は可愛い表情なので詠まれていると思ったのですが。
蝦夷栗鼠も可愛いでしょう。
志貴皇子のお歌は、奈良の白毫寺で詠まれたのだろうか。
11)庭の福寿草(2014年4月14日撮影)
雪割り作業で雪の消えた庭で、今、咲いています。
万葉集に詠まれている花(9)福寿草と2012年11月16日に記載していますので、左の欄の最新記事から訪ねていただくと嬉しいです 。